「訪問看護で働くのに向いてない人ってどんなひとだろう？」
「自分は訪問看護で働くのに向いてないんじゃないかな…」
あなたは、仕事で失敗したり辛いと思ったことはありませんか？同僚や上司に何か言われて自信をなくしてしまったことがある方もいるでしょう。
どんな仕事にも向き不向きは存在します。それは訪問看護も同じです。患者さんとのコミュニケーション能力をがうまく取れない時や、仕事が辛くなる瞬間が来るでしょう。
しかし、そんな不安やストレスを抱えたまま仕事を続けていても、患者さんにとって最適な医療処置はできません。自分が訪問看護に向いていないと感じたら、ぜひこの記事を参考にしてください。
そこで、今回は訪問看護で働くのに向いていない人について解説します。向いていない人の特徴に当てはまった人の対処法などもあわせて解説しているのでぜひご覧ください。
訪問看護で働くのに向いていない人の特徴7選
ここでは、訪問看護で働くのに向いていない人の特徴7選を紹介します。
もし当てはまるものがあれば、あなたは訪問看護で働く人に向いていないかもしれません。ぜひ、参考にしてください。
特徴1：臨機応変に動けない
訪問看護は、常に予測できない状況が起こる可能性があります。患者さんの自宅で、緊急時の対応を求められることも少なくありません。
そのため、状況を的確に判断し、瞬時に適切な行動を取れる臨機応変さが必要です。臨機応変に動けない人は、緊急時に適切な判断ができず、患者さんを危機にさらす可能性があります。
また、患者さんの容体や生活環境の変化にも機敏に対応できず、質の高い処置ができなくなってしまいます。臨機応変な対応ができるかどうかは、訪問看護で働くうえで必要な素質になるでしょう。
特徴2：コミュニケーション能力が低い
訪問看護では、患者さんだけではなく、ご家族や他の職種とのコミュニケーションが極めて重要です。しかし、コミュニケーション能力が低い人は、患者の気持ちを理解したり、ご家族に状況を適切に説明したりすることが難しくなります。
また、他の職種の人との情報共有や連携がうまくいかず、チーム全体に支障をきたす恐れがあります。さらに、患者さんやご家族との信頼関係を築くことも難しくなるでしょう。
コミュニケーション不足は、最悪の場合に大きな医療ミスにもつながりかねません。訪問看護で働くには、コミュニケーション能力が重要です。
特徴3：責任感がない
訪問看護師には、自らの判断と行動に対する責任感が求められます。緊急時には、患者さんの自宅で、ひとりで的確な判断を下さなければなりません。
しかし、責任感に乏しい人は、適切な判断や行動ができません。また、業務を自主的にできないため、同僚に過剰な負担をかけてしまう恐れもあります。
責任感がないと、報告や記録の不備なども起こり、全体の業務に支障を出してしまうでしょう。
特徴4：自己管理が出来ない人
訪問看護は、移動時間が長くなるため労働時間が不規則になりがちです。自己管理ができないと、業務に支障をきたしてしまうでしょう。
体調を崩しがちな人は、当日欠席によって患者さんへの影響が出る恐れがあります。また、生活リズムが乱れがちな人は、判断力や集中力が低下し、ミスを起こすリスクが高まるでしょう。
自己管理が出来ない人は勤務態度や言動にも問題が生じやすく、患者さんやご家族、同僚との人間関係にもトラブルを抱えがちです。自分自身をしっかりとコントロールすることが、訪問看護の仕事をする上で重要な要素となります。
特徴5：柔軟性がない人
訪問看護では、患者さん一人ひとりの生活環境や要望に合わせて、柔軟な対応が求められます。しかし、柔軟性のない人はマニュアルにある対応しかできず、患者さんに合った処置をすることが難しくなるでしょう。
もちろん、マニュアルを守ることは大切ですが、訪問看護の現場ではさまざまなことが起こり得ます。マニュアルを守るだけでは、患者さんの要望を満たすことはできません。
また、他の職種の人との連携においても、意見の食い違いを生み出す恐れがあります。変化に強く対応できる柔軟性は、訪問看護に欠かせない資質です。
特徴6：ストレス耐性が低い人
訪問看護は、看護師に高いストレスがかかる仕事と言えます。移動の多さや不規則な勤務時間、緊急時の対応、患者やご家族との人間関係などから、様々なストレスがかかるからです。
ストレス耐性が低い人は、長期間訪問看護で働くのは難しいでしょう。ストレスから身体的・精神的に消耗してしまう可能性があります。
結果として、患者さんへの処置に支障をきたしかねません。また、周囲との人間関係にもトラブルを抱えがちです。ストレス耐性の高さは、訪問看護師として働くうえで重要です。
特徴7：配慮が足りない人
訪問看護では、患者さん一人ひとりの生活環境や価値観に配慮することが重要です。患者さんの自宅への出入りをするため、細やかな気遣いが欠かせません。
また、介護に携わるご家族への気配りも求められます。しかし、配慮の欠ける人は、患者やご家族を不快にさせてしまう恐れがあります。
あくまでも、患者さん中心の視点に立ち、思いやりの心を忘れることなく業務に当たることが重要です。配慮の行き届いた対応こそが、訪問看護の基盤となります。
訪問看護に働くのに向いている人になるための方法
自分が訪問看護で働くのに向いていないと感じても焦る必要はありません。訪問看護で働くのに向いている人になる方法も存在します。
まずは、訪問看護で働くのに向いている人の特徴を参考にしてみましょう。特徴をまとめると次の5つになります。
1：臨機応変な対応ができる人
2：コミュニケーションが取れる人
3：プライベートも大切にしたい人
4：体力や精神力に自信がある人
5：いずれ独立を考えている人
共通しているのは、患者さんへの思いやりの心を持った臨機応変の対応のできる、向上心が高い人です。訪問看護で効率よく高いクオリティで働くためにも、まずは自分自身を見つめ直してみましょう。
なお、訪問看護で働くのに向いてる人についてはこちらで詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
訪問看護に在職中で向いてないと感じている人の3つの対処法
ここからは、訪問看護で働くのに向いていないと感じてしまったあなたに3つの対処法を紹介します。
働くのに向いていないと思っても、しっかりとした対処法が存在するので、ぜひ参考にしてください。
対処法1：訪問看護ステーションを変える
もし現在の訪問看護の環境や雰囲気が合わないと感じた場合は、ステーションを変更することを検討してみるのも1つの対処法です。ステーションによって、業務体制や理念や人間関係、処置の質など様々な面で違いがあります。
自分に合ったステーションを見つけられれば、それだけで今までの不満や問題が解消されることもあるでしょう。
例えば、現在人間関係にストレスを感じているのであれば、ステーションを変えることで、心理的な負担が軽減されるかもしれません。また、勤務体系が合わないのであれば、自分のライフスタイルに合ったシフト制のところを探すことをおすすめします。
ただし、ステーション変更を検討する際は、転職に伴う手続きなどの影響を慎重に見極める必要があります。履歴書の準備や面接対策も必要でしょう。
できれば、実際に見学したり、在籍スタッフに状況を確認したりするといった事前の下調べも重要です。訪問看護で働くのに向いてないと感じた人は、ステーションを変えることも検討してみてください。
対処法2：病棟勤務に切り替える
訪問看護の業務に馴染めないと感じた場合は、病棟勤務に切り替えることも選択肢の1つです。訪問看護と病棟勤務では、仕事内容や環境が大きく異なります。
訪問看護は1人勤務が中心で、状況によっては自分で判断を求められる場面が多くなります。一方、病棟勤務であれば、医師や他の看護師と連携しながら業務ができるため、1人の負担は軽減されるでしょう。
また、病棟勤務では病院内での勤務となるため、急な対応が求められるケースも少なくなります。定期的な勤務シフトが組まれているため、プライベートとの両立もしやすくなるでしょう。
ただし、病棟による違いもあるため、実際に見学するなどして、自分に合った職場環境かどうかを確認することが重要です。また、所定の手続きを行う必要があり、場合によっては病棟研修を受ける必要もあります。
訪問看護で働くのに向いてないと感じた人は、病棟勤務に切り替えることも検討してみましょう。
対処法3: クリニック勤務に切り替える
クリニックでの勤務に切り替えるのも1つの対処法です。クリニックでの勤務であれば、訪問看護の移動による負担がなくなり、比較的働きやすい環境になります。
患者対応は外来と在宅の両方になりますが、通院してくる外来患者さんへの対応が中心となるでしょう。さらに、クリニック勤務では医師との連携が密にとれるようになるため、判断に迷った際にすぐに指示を仰げる体制が整っています。
訪問看護に比べ、1人で抱え込むリスクが低くなるのです。ただし、クリニックによっては勤務体系や給料体系が異なるため、事前の下調べが重要になります。
いずれの対処法を選択するにせよ、自分に合ったキャリアプランを立てることが何より重要です。環境を変えることで、今までの不安や不満が解消され、新たな活躍の場を見出せるかもしれません。
訪問看護で働くのに向いてないと感じた人は、ぜひ1〜3の対処法を試してみてください。
訪問看護で悩みがある方は株式会社MICOMにご相談ください
あなたがもし訪問看護で悩みがあれば、株式会社MICOMへぜひご相談ください。
MICOMでは、働く看護師にとって最適な職場環境を提供するのはもちろん、人として成長し楽しく働けるように努めています。定時の18時に勤務が終了することを徹底しているので、プライベートとの両立もしやすい職場です。
また、MICOMでは正看護師や准看護師、作業療法士や医療事務など医療分野で活躍する多くの人材を求めています。今の職場環境に少しでも不安や働きづらさを感じた際には、株式会社MICOMへ気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、訪問看護で働くのに向いていない人について解説しました。
訪問看護で働くのに向いていない人は、患者さんへの気遣いができなく臨機応変の対応や自己管理が苦手な人があげられます。ストレス耐性が低い人にも訪問看護師は向いていません。
しかし、あなたが訪問看護で働くのに向いていないと思っても心配する必要はありません。向いてる人になるための方法や、対処法もしっかりと存在します。
また、あなたが訪問看護で働くのに向いてないと感じたり、今の職場に不安や悩みがある人は株式会社MICOMへご相談ください。
この記事を読んだあなたが、訪問看護で働く悩みを解決するきっかけになれたら嬉しく思います。
